C福祉住環境コーディネーターの役割
これまでの要介護老人や障害者がいる家庭における住環境整備は、ソーシャルワーカー、建築関係者、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)など福祉・介護・医療・建築等の現場に従事する関係者が、身近なところで高齢者や障害者やその家族から相談を受け、どちらかといえば相談に対応した個人の努力に助けられながら進められてきました。
そのために、相談を受けた人の専門性に強く影響されて、全視野的な問題解決アプローチがとりにくい面がありました。
そこで、福祉住環境コーディネーターは、住環境のニーズの発見をはじめとして、住環境整備の方向性・方針の決定、高齢者や障害者、家族、医療関係者、ソーシャルワーカー、介護支援専門員(ケアマネージャー)、設計者、施工者など、住環境整備にかかわるすべての関係者の意見調整から、フォローアップにいたるまでの一連の流れをコーディネートする重要な役割を担います。
福祉住環境コーディネーターには具体的に次のような役割が求められています。
福祉住環境コーディネーターは、生活者の視点に立って、高齢者や障害者の住宅内での生活をトータルに捉え、問題点の抽出を行います。
福祉住環境コーディネーターは、高齢者・障害者やその家族、理学療法士、作業療法士などの医療関係者、ソーシャルワーカー、ケアマネージャー、社会福祉士、介護福祉士、福祉用具専門家などの福祉関係者、設計者や施工者をはじめとする住宅建築関係者等すべての関係者から情報を収集し、問題点と課題の整理、調整をおこないます。
以上に基づいて、住環境整備の方針を決定しプラン(模様替え、福祉用具の活用、住宅改造、福祉用具と住宅改造の併用など)を立てます。
施工がはじまってからは建築関係者との連絡調整や施工チュック等をおこない、工事完成後には立会ってチェックをおこない、医療関係者や福祉関係者の意見を聞きながら問題があれば対応策を検討します。
さらに依頼者に引渡した後も、住環境整備が依頼者や家族の生活の改善に役立っているかどうか確認するフォローアップをおこないます。
