D福祉住環境コーディネーターという職業はまだない

福祉住環境コーディネーター検定に合格するためには、福祉、福祉行政、福祉用具、医療、介護、住宅建築関連等に対する幅広い体系的な知識が要求されます。
福祉住環境コーディネーターの主な仕事は以下の通りです。

a 介護保険制度下での住宅改修に係わるケアマネージャーとの連携
b 福祉政策、福祉・保険サービスなどの情報提供
c 福祉用具、介護用品から家具までの選択と利用法のアドバイス
d バリアフリー住宅への新築、建て替え、リフォームにおけるコーディネート

2級以上の合格者は、介護保険制度における「住宅改修費支給の申請に関わる理由書」を作成することが可能になります。
「住宅改修支給の申請にかかわる理由書」を作成すると、住宅改修支援事業の一環として一件2000円の報酬が給付されます(自治体によっては支給されない場合もあります)。
住宅改修にかかった費用の一部を保険給付として還付してもらうために、申請するときに提出が求められる書類のことで、理由書を作成できるのはケアマネジャー(介護支援専門員)、作業療法士(OP)、福祉住環境コーディネーター(2級以上)だけです。

現状では福祉住環境コーディネーターとして受け取れる確実な報酬はこれだけです。
福祉住環境コーディネーターによる住環境整備に関連したアドバイスやコーディネートに対して、独自の対価(コーディネート料や、コンサルティング料など)が支払われることはめったにありません。

福祉住環境コーディネーター検定の受験者をみると、福祉・介護・医療関係者や、設計事務所・建設会社・住宅設備会社・工務店・リフォーム会社社員などが、スキルアップや活動領域を広げるために受験するケースが多く見られます。
福祉住環境コーディネーター検定合格者に資格手当てを支払う会社もあるようです。
今後は、福祉住環境整備の必要性がより認知され、社会的に福祉住環境コーディネーターの需要が増加することにより、検定合格者を積極的に採用する企業等が増加することや、他の資格やスキルと連動させながら、コンサルタントとして活躍の場が広がることも予想されます。

⇒3.用意するもの

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