B書くという行為が記憶を定着させる
ノートをとるという行為は、知識記憶を経験記憶(エピソード記憶)に置き換えるという性質を持っています。
テキストなどを読んで覚えた記憶は知識記憶と言われています。
知識記憶の欠点は、時間の経過とともに確実に忘れていくことです。
しかし、単なる読書に、声を出して読む、耳で聞く、手で書くといった行為を加える(五感を使う)と、記憶が深まり経験記憶に置き換えられやすいそうです。
エピソード記憶の代表的なものは「思い出」で、忘れられにくいというのが特徴です。
“知識”を“経験”に変えるには、五感を使うことに加えて、そこに感情がプラスされると、より強く促進されます。
この場合の感情は楽しい、わくわくするといった前向きの感情のことです。
また、覚えたことを他人に教えるという行為は、より次元の高い経験となり、記憶の定着を深めます。
さらに、ノートを自分で作ることには、知識記憶を経験記憶に置き換えるだけでなく、無意識的に『連合』(知識同士を関連付ける道路作り)や『精緻化』(連合をグルーピングする。道路を繋げて知識の街をつくる)をおこなっていて、総合力・判断力・応用力が自然に身に付くというメリットもあります。
しかし、知識記憶から昇華させた経験記憶は、長時間放っておくと知識記憶に逆戻りして次第に忘れていきます。
ですから、一度作ったノートは、定期的に見返し、何度も復習することが必要です。
